のだめカンタービレ 11巻
のだめカンタービレ #11 (11)
講談社 (2005/01/13)
売り上げランキング: 4
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あらすじ
プラティニ指揮コンクール終了。息つく間もなく、千秋はシュトレーゼマンの事務所に確保され、シュトレーゼマンと一緒に世界中の演奏ツアーに連れ出される。パリに残されたのだめは、手紙やニュースで知らされる千秋の様子にやきもきしつつ、学校の始まりを待つ。千秋の指揮でピアノ協奏曲を演奏した孫Rui(ソン ルイ)のニュースにショックを受けたのだめは、中国人の友人リ・ユンロンから見せてもらったビデオでRuiが演奏していたリストの超絶技巧練習曲をひたすら弾き続け、そして……。
感想
指揮コンクールは前半で終わり、後半はポンポンと新展開。千秋と一緒にいたくて留学を目指し、千秋指揮のピアノ協奏曲を初めて演奏するのは自分だ、と夢見ていたのだめに、辛いシーンが続きます。結果、のだめがとった行動は? その間、千秋はのだめのことをどう思っていたか? と、急に正統派ラブコメぽい展開になって、ちょっとびっくりしました。
最後にマラドーナ・ピアノコンクールのときに登場したオクレール先生が再登場。とても魅力的なキャラクターで、今後もどう絡んでくれるのか楽しみです。
p.183に登場するお菓子「博多通りもん」は、こちらのオンラインショップで購入できます。最上級のバターを練りこんだという白あんと、ミルクの入っているらしい皮の組み合わせが、今までに食べたことのない味わい。パッと見て食べたいと思った数よりも、多めに買っておくと幸せになります。
登場する曲
p.19 ラロ スペイン交響曲「ラロ……<スペイン交響曲>
ニ短調……」
「まあ! あの
どすーん!
ずどーん!
って、重そうな曲!?」
プラティニ国際指揮者コンクール本選、ジャンがくじ引きで引いた協奏曲。それまでいい曲を引き当てていたゆうこを制してジャンが自分で引き、思いっきり凹む。
標題は「スペイン交響曲」ですが、ラロのヴァイオリン協奏曲の第2番です。ほかに、サン=サーンスのヴァイオリン協奏曲第3番と「序奏とロンド・カプリチオーソ」を収録。
おすすめ度:★★★★☆
→ラロ
p.20 チャイコフスキー ヴァイオリン協奏曲 ニ長調
「じゃあ、先輩にふさわしい
暗くて陰湿な曲を」
「だれが陰湿だ……」
本選で、千秋がのだめに引かせた協奏曲。のだめいわく「くねくねの華やかな曲」。千秋は小さいころ、この曲をいつかオーケストラと演奏したい(絵から察するに、指揮者でなくソリストとして)と憧れていた。
たくさんの演奏がありますが、ここではお値段も考慮して五嶋みどりさんのCDをピックアップ。ソリストが男性のものもあります。
おすすめ度:★★★★☆
→チャイコフスキー
p.21 ドヴォルザーク チェロ協奏曲
「ボクはドヴォルザークのチェロ協奏曲!
いい曲だ~~♥」
本選で、片平がくじで引いた協奏曲。
おすすめ度:★★★★
通称「ドボコン」としても有名な曲。エルガーのチェロ協奏曲と一緒になったCDを選んでみました。
p.32 R・シュトラウス ティル・オレイン・シュピーゲルの愉快ないたずら
千秋…… また「ティル」を選ぶなんて
「よろしくおねがいします」
「……」
プラティニ国際指揮者コンクール本選で、ここまでの予選で指揮した曲の中から千秋が選んだ曲。三次予選での失敗から、「楽しもう!」と自分のスタイルを意識して指揮。
おすすめ度:★★★
p.42 バルトーク 舞踏組曲
がんばれ……
難しそう……
本選で、審査員が指定した課題曲。本選に進出した片平、千秋、ジャンの3人が指揮した。
舞踏組曲のほか、「ディヴェルティメント」、「二つの映像」、「ハンガリーの風景」を収録。
p.107 海老原大作 ロンド・トッカータ
「ねえ、さっきのだめが弾いてた曲、なに? おもしろい曲だね」
「海老原大作先生の曲デス」
「エ……エビハラ!?」
「いい人らしいデスヨ?」
架空の曲ですが、作曲されていました。→のだめカンタービレ」海老原大作(本名:大澤徹訓(笑)):Rondo-Toccata
p.128 ラフマニノフ ピアノ協奏曲 第3番
観客を湧かせた中国の若手スター
ピアニスト孫Rui(20)
<ラフマニノフピアノ協奏曲第3番>
シュトレーゼマンが倒れた上海の公演で、千秋が指揮した曲。4~5巻で千秋がピアノを演奏した第2番に並んで人気の高い曲です。
ラフマニノフのピアノ協奏曲1~4番を全て収録したお得なCD。
おすすめ度:★★★★
→ラフマニノフ
p.153 ロッシーニ セヴィリャの理髪師
「わたしが口直しに歌ってあげよう!
『私は町の何でも屋』」
「オペラおやじ!」
「自分が歌いたかっただけだろー」
のだめと李が一緒に行ったイタリア料理店でピアノを弾くことになった時、店のおやじが持ってきた楽譜。初見演奏のできないのだめに代わり、李が演奏してことなきを得る。
「歌劇『セヴィリャの理髪師』ハイライト」というCD。「私は町のなんでも屋」は3トラック目に収録されています。
p.166 ブラームス 交響曲 第3番
「さぁ、この曲についてみなさんコメントしてください」
「ブラームスの交響曲第3番の第3楽章」
「たしか1883年」
「彼は交響曲を4曲書いているんだよね」
「ブラームスの曲にしては簡素で流暢で……」
「コンパクト」
のだめが始めてコンセルヴァトワールで受けたアナリーゼ(楽曲の分析?)の授業で流れた曲。
そのブラームスの交響曲を4曲とも収録したCD。有名なカラヤン指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団演奏です。
p.172 スカルラッティ ソナタ ヘ長調K.525(L.188)
「あなた……最初にちゃんと楽譜見た!?
まず、当然だけど調性と拍子とテンポをチェックして。
変化があるところや難しいところは」
「わ……
わかってマス」
コンセルヴァトワールの初見の授業でのだめが弾いた曲。あまりにダメで、まだ名前の出てない小さい子に笑われる。
スカルラッティのチェンバロ(ピアノの前身にあたる楽器)ソナタ集CDです。
おすすめ度:★★☆
p.186 リスト 超絶技巧練習曲 第1、2、5、10曲
「どうですか?」
「うん。
ぜんぜんダメー」
のだめが初めて受けたオクレール先生の授業で、「君の好きな曲でいいヨ♥」と言われて弾いた曲。リストの超絶技巧練習曲は第1曲から第12曲まであります。
8巻に出てきた第5曲「鬼火」のときと同じ、小菅優さんのCD。
- 2005-01-16 (日)

