ドビュッシー
クロード・ドビュッシー(1862~1918)
クロード・アシル・ドビュッシー(1862-1918)は、「印象派作曲家」の代表格とされる。彼の目指したところは「心象の喚起」で、瞬間の情景、言葉では表現できない心象を、音楽によって表現しようとした。
貧しい家に生まれたが後援者に恵まれた。叔母のおかげでピアノを学び、10歳でパリ国立音楽院に入学すると、父の友人に借金をしたり、女性の家で同棲したりしつつ、名を上げていく。
37歳のときにリリーと結婚するも、その後、裕福な銀行家夫人のエンマと恋に落ち、駆け落ち。そのため、女癖の悪い人物という評をされることもある。
喜びの島
「のだめカンタービレ」8巻、マラドーナ・ピアノコンクール第3次予選にてのだめが演奏するのが「喜びの島」。恋しちゃってルンルン(ハリセン妻・かおり談)」な曲を、千秋のメールを受け取ってルンルンな思いを秘めたのだめが演奏する――。
メロディというよりは、印象派ならではの筆触分割(原色を細かく塗り連ねることによって鮮やかな色を表現する技法)で描かれた絵のように、細かく折り重なる無数の音たちが、頭の中に色彩豊かなイメージを産み出していきます。
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素敵!すばらしい!
これが癒しというものなのでしょうね
フランス印象派の傑作
「喜びの島」は、ヴァトーの「シテール島への船出」という絵に着想を得て作られたと言われているそうです(ちなみにヴァトーは印象派の画家ではなく、もっと前のロココ時代の人)。

三元社「ヴァトー『シテール島への船出』―情熱と理性の和解」の解説より。大きなサイズの画像はこちら。
この絵を観ながら聴くと、また新たな味わいがあります。どの曲も色彩豊かなドビュッシーは、何かをするときのBGMというよりは気分転換用にゆっくりと目を閉じて聴きたいです。
牧神の午後への前奏曲
「牧神の午後への前奏曲」はフランス象徴派の詩人ステファン・マルメの象徴詩「牧神の午後」をもとにしており、この詩は次のようなものです。
ものうい真夏の昼下がり、森蔭でまどろんでいた半人半獣の牧神が夢からさめ、朦朧とした意識の中で、美しいニンフやヴィーナスの幻影を見て、妖しい官能をかき立てられ、しばし愉悦の境をさまようが、やがて幻影は消えて、牧神はむっとする草いきれの中で、再びまどろみ始める。
管弦楽で表現される「心象」は、ピアノ曲よりも色彩豊かで、モノトーンのペン画と鮮やかな油彩画ぐらいの違いを感じます。
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幸運なめぐり合わせなお、牧神(パン)とニンフのイメージはこんな感じです。

参考:
クロード・ドビュッシー
クロード・ドビュッシー(Wikipedia)
ドビュッシー(MIDIデータ
おんがく日めくり フランスの作曲家、クロード・ドビュッシー誕生(1862~1918)
- 2005-01-27 (木)

