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(9)チャイコフスキー 交響曲第6番「悲愴」、「1812年」序曲

クラシック・イン9号は、チャイコフスキーの管弦楽曲堪能セットです。

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交響曲第6番「悲愴」は、「のだめカンタービレ」5巻の特別編で、千秋が父親からレッスンを受けた曲。「チャイコフスキーの秘密と謎が隠されている」という曲です。チャイコフスキーはこの曲の初演から9日後に死亡しますが、この曲の解説の多くは、その死の謎に言及しています。一説には同性愛のもつれが原因である、という分析もあるそうですが、本誌では、特に同性愛説には触れていません。

本誌で細かく解説されているのは、その標題について。ロシア語では「パテティーチェスカヤ」というこの曲の標題は、「情熱的な」、「強い感情に満ちた」といった意味で、「悲愴」という意味はありません。一方でフランス語の「パテティーク」(スコアの最初のページにこの単語が書かれていた)には「感動させる」、「悲壮な」といった意味合いがあるそうで、フランス語にも通じていたチャイコフスキーは、この両方の言葉に共通する意味をこめて名づけたのかもしれない、としています。

もう1曲の「1812年」序曲もたいへん有名な曲で、聴いてみれば、旋律に聞き覚えがあるという方も多いと思います。いくつかの映画でも使われ、また、おそらくテレビ番組やCMで使われていることもあると思います。

調べていたら、こんなページを見つけました。
映画に使われたクラシック音楽 チャイコフスキー
「悲愴」も、「1812年」序曲も、ともに多くの作品で使われていますね。

恋人たちの曲 悲愴」という、チャイコフスキーの生涯を描いた映画があるそうです。この中では上記2曲を含めてチャイコフスキーの曲がふんだんに使われているそうで、どこかで見つけたら、ぜひ観てみたいものです。

収録曲はこちら。
チャイコフスキー 交響曲第6番 ロ短調「悲愴」 op.74
チャイコフスキー 「1812年」序曲 op.49

ウラジミール・フェドセーエフ指揮、モスクワ放送交響楽団の演奏と、ロシア尽くしでの演奏。よい演奏だと思います。


その他のコーナーは、
特集:ロシアの西欧化の中で――チャイコフスキーが学んだもの
作曲家ガイド:チャイコフスキー(2)
音楽の名所:マリインスキー劇場
クラシックの基礎知識:ファゴット

  • 2005-05-17 (火)