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ラン・ラン/ワレリー・ゲルギエフ ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番

ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番はもう何枚も持っているのですが、試聴コーナーにあったこのCDの演奏にシビれて、思わず買ってしまいました。

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番
ラン(ラン) マリインスキー劇場管弦楽団 ゲルギエフ(ワレリー)
ユニバーサルクラシック (2005/03/23)
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ラン・ランは1982年、中国の瀋陽生まれの若きピアニスト。ワレリー・ゲルギエフは1953モスクワ生まれの指揮者。オーケストラはロシアのマリインスキー劇場管弦楽団です。

冒頭の「チャーン・ダーン」は異様に重い(遅い)立ち上がり。そこから軽やかにピアノが走り出しますが、クライマックスとなる各所において、微妙にテンポを遅らせた、重々しい演奏になり、それが、聴き手をゾクゾクとさせます。「もだえるように」というより、もっとケレン味とは違う部分、深い部分での心情の震えを感じました。

この曲からはロシアの針葉樹林や都市の風景が思い浮かびますが、ラン・ランのピアノは、それらを思い浮かべながらペンを執るラフマニノフの心を表現したかのようです。ラフマニノフは交響曲第1番の初演に失敗し、失意の中で精神科医に励まされながらピアノ協奏曲第2番を書きました。そのときの苦悩や不安、そして自分自身への期待などが伝わってくるようです。

このCDの演奏がベストかどうかは分かりませんが、名演であることは間違いないでしょう。ラフマニノフが好きな人なら、ぜひ聴いてみてほしい1枚です。

  • 2005-07-24 (日)