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のだめカンタービレ 15巻

のだめカンタービレ #15 (15)
二ノ宮 知子
講談社 (2006/06/13)

あらすじ(ネタバレほとんどなし)

のだめ一行(のだめ、千秋、ターニャ、黒木)は、のだめのリサイタルのためサン・マロにあるブノア家へ。ブノア家当主のピエールは、異常なモーツァルトマニアだった。


感想

だいぶ煮詰まってきた千秋のマルレ・オケ編からガラリと趣向を変えて、サン・マロへのバカンスと、今年生誕250周年を迎えてもりあがるモーツァルト特集。私の脳もすっかり切り替えられて楽しみました。ターニャと黒木くんという超意外なふたりどうなるのか、気になってしかたがありません。

こちらは巨大掲示板のまとめサイトにあったモンサン・ミシェルの写真です。すごく綺麗。

monsan.jpg

こちらからも、たくさんの写真が見られます。

モン・サン=ミシェル(Wikipedia)
フランス写真館 モン・サン・ミッシェル
モン-サン-ミシェルとその湾 世界遺産ガイド

登場する曲

モーツァルト生誕250年記念BOX モーツァルト:ピアノソナタ全集p.64 モーツァルト ピアノソナタKV576 ニ長調 1789年、プロセイン女王フリーデリケに捧げたといわれる曲だね 釣れたての魚ちゃんのようにピチピチした演奏だった! ブノア家の城にて、のだめが前日の練習で弾いた曲。そこにモーツァルトのコスプレをしたピエールが登場します。 モーツァルトの曲は「ケッヘル目録」というので整理され、「KV」または「K」の記号がつきます。どっちかというと「K」の方がよく使われると思うのですが、作中でなぜ統一されていないのか謎です。最初、ピエールの台詞の中に「KV」が登場するので、彼がモーツァルトのマニアであることを現わすためなのかもしれません。 モーツァルト生誕250周年記念の、ピアノソナタ全集です。

トルコ行進曲~サイ・プレイズ・モーツァルトp.97 モーツァルト キラキラ星変奏曲 ハ長調K.265
まんまるの、美しい形の音の星
どうして
こんな音が出せるのか

リサイタルの1曲目。リサイタルに来るのを嫌がっていた子どもたちの心も、もちろん大人たちの心も一気に掴んでしまいます。
有名な「トルコ行進曲」、「キラキラ星変奏曲」ほか4曲を収録したCDです。

リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調p.104 リスト 波の上を歩くパオラの聖フランチェスコ 2つの伝説No.2
すごい……
あっと言う間に違う世界に引き込んでくる
これが初めてのリサイタルだなんて

モーツァルトを2曲聞いて居眠りを始めたピエールをたたき起こすようにfffから。
「二つの伝説」はリストが晩年、僧籍に入ってから作曲された曲だそうで、教会でのピアノリサイタルであることからの選曲なのでしょう。
参考:リスト・イタリアへの旅  ~ピアノ作品に寄せられた言葉~

ラヴェル:ピアノ作品全集p.108 ラヴェル 水の戯れ
水の曲か……
ならば、これはサン・マロの光り輝く海……

リサイタル4曲目。これを聞いたピエールは「ラヴェルって……いいな」と呟く。
「水の戯れ」のほか、フランス上陸記念にのだめが弾いた「鏡」、マラドーナ・ピアノコンクールで瀬川悠人が弾いた「夜のガスパール」、そしてピアノによる「亡き王女のためのパヴァーヌ」、「マ・メール・ロワ」と、「のだめカンタービレ」作中に登場するラヴェルを多数収録したCDです。

シューベルト : ピアノ・ソナタ 第16番 イ短調 D.845p.113 シューベルト ピアノソナタ第16番D.845
あれから2年
オレはたぶん
いろいろなことを覚悟しておいたほうがいい

9巻のマラドーナ・ピアノコンクールでも演奏した曲です。かつて「シュベルトは気難しい」と言っていた頃から2年……と千秋が回想。
ここでは、日本人女性ピアニストということで、内田光子さんの演奏をチョイス。

モーツァルト:セレナード第13番「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」p.128 モーツァルト アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク
ムキャァアア
アンドレイ

ブノア家特設モーツァルト弦楽五重奏団と一緒に千秋が演奏した曲。
作中では弦楽四重奏で演奏されていますが、このCDではオーケストラによる演奏です。弦楽四重奏によるCDは見つけられませんでした。
おすすめ度:★★★☆☆

モーツァルト:オーボエ四重奏曲p.130 モーツァルト オーボエ四重奏曲ヘ長調 K.370
僕は演奏するよ
恵ちゃんや千秋くんにばかり楽しい思いをさせておくのもね

ブノア家特設モーツァルト弦楽五重奏団と一緒に黒木が演奏した曲。


モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集p.133 モーツァルト ピアノソナタ第8番 イ短調 K.310
イ短調ソナタ……
モーツァルトには珍しく悲哀と感傷がこもった短調の名曲……

リサイタルの最後に、ターニャが弾いた曲。
イングリット・ヘブラーによる、モーツァルトのピアノソナタ全集です。


  • 2006-07-16 (日)