アニメ版「のだめカンタービレ」第1話
内容は以前の試写会のままでした。アンケートがあったから「ハリセンの『もうええ』のタイミングは、あれだとニュアンスが変わってしまうのでは」とか書いたんだけど、そんなのがいちいち反映されるわけもなく……でした。
個人的には、声の違和感もそんなにないし、予算が厳しいであろう中で上手にまとめて、なかなか良いんじゃないかと思っているんですが、見方を変えれば「上野樹里さんは天才だった!」という思いが強まるという面もあります。いろいろ事情を推察した上での敢闘賞という感じであり、手放しでバンザイ\(^▽^)/ という感じではないんだなー。ドラマが凄すぎてハードルが上がってしまった面もありますね。
特に気になるのが、あらすじを超高速で追うためディテールをかなり潰している点。最初に書いたハリセンのセリフのタイミング(あと0.5秒ここに使えていれば……)というのもあるし、最初に千秋が有名ピアニストの息子であることとか、大学内でかなり特殊なポジションにいることとか、のだめが友達の弁当を盗むところとかが割愛されていて、キャラ立てのための素材がかなり貧弱です。
海外サイトに「ベランダの、のだめの部屋の方から変な汁が流れてくるシーンで、千秋が『ひぃぃぃ!』と言わなかった。千秋はああいう気弱なところもあるキャラクターだと思うんだけど、そこが描かれていなかった」てな感想があったんですが、まさにそれ! 特に最初の方は、こうしたディテールを細かく描いてくれないと、キャラクターに感情移入できず、ひいては作品へも入り込みにくいんじゃないかと思います。限られた尺の中での、厳しい選択の結果だとは思いますが、もうちょっとゆっくりやってーとワガママを言いたくなる感じでした。
第2話はきっと峰と千秋がヴァイオリンソナタ「春」をやるところまでだと思いますが、それも超駆け足になるんじゃないかなあ。
- 2007-01-12 (金)