アリシア・デ・ラローチャ/アルベニス 組曲「イベリア」
のだめ18巻のサロンコンサートで、最後にのだめが弾いた曲です。このCDはスペインを代表する女流ピアニスト アリシア・デ・ラローチャによる演奏で、「イベリア」全4巻12曲(トータルで80分以上あります)ほか4曲を収録した、2枚組のCDです。
![]() | アルベニス:イベリア 全曲 ラローチャ(アリシア・デ) アルベニス 曲名リスト 1. 組曲「イベリア」全曲(アルベニス) 2. ナバーラ(アルベニス) 3. スペインの歌op.232(アルベニス) 4. ソナタ ト短調(ソレール) 5. ソナタ ニ長調(ソレール) 6. 「スペイン舞曲集」op.37-7~バレンシアーナ「カレセーラ」(グラナドス) 7. 「スペイン舞曲集」op.37-5~アンダルーサ「プライェーラ」(グラナドス) 8. 「5つのジプシー舞曲」op.55-5~サクロ・モンテ(トゥリーナ) 9. 「3つのアンダルシア舞曲」op.8-3~サパテアード(トゥリーナ) Amazonで詳しく見る by G-Tools |
ピアノといえばショパン、リスト、バッハ、ベートーヴェンなどを聴くことが圧倒的に多いのですが、この曲は、ずいぶん趣が違うなと感じました。スペインの伝統的なリズムを随所に取り入れていることもあってか、明るいというか陽気だというか、高揚感があるというか。なんだか南ヨーロッパっぽい! といったイメージです。
のだめが演奏したのはおそらく第1巻の1~3曲目だと思われますが、こんな曲です。
(1)エポカシオン(喚起)
「イベリア」第1集の作曲を始めたとき、アルベニスはスペインを離れ、パリに住んでいたそうです。そこで、まずイベリアのイメージを呼びさまそうとしたのだろう、というのがこの曲の分析。フェードインしてくるかのように静かに始まり、繊細な曲調ながらも、スペイン民謡の節を取り込んでいる(らしい)部分は楽しそうな感じで、追憶の中のイベリア、といった感じかなと思いました。
(2)港
がらっと調子が変わって明るい曲です。活気溢れる港町のイメージ。
(3)セビーリャの聖体祭
「聖体祭」の「聖体」とはキリストの体のことだそうです。このCDのライナーノーツには「セビーリャの春祭り」の情景だとされていますが、スペイン全土で聖体祭という祭りも行われるそうで……どっちなんでしょう? 聖体を奉った行列の行進と、沿道の観衆が歌うサエータ(宗教歌)を表した曲。技巧的に大変高度なものらしく、それはもうブラボー、ブラボー、なのでしょう。
参考:
アルベニス ~ イベリアの風景
ピティナ・ピアノ曲事典 Encyclopaedia of Piano Music アルベニス イベリア(MP3の音楽データあり)
イサーク・アルベニス - Wikipedia
- 2007-07-27 (金)
コメント: 2件
- aki 2007-07-28 (土) 11:18
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こんにちは。ごぶさたしています(^^)。
ラローチャのアルベニス、お聞きになったのですね♪
彼女のピアノのタッチはとても力強いので、わたしも「のだめもこんな感じ?」なんて想像しながら聞いています。
弾く立場としては、モーツァルト、ショパン、ベートーベンなどの系譜とはやはり勝手が違っているので慣れるまで独特の難しさがあるのですが、おっしゃるとおり「高揚感」がみなぎってくるんですよ。
同じくスペインの作曲家グラナドスの曲もお奨めです^^。 - 小林 2007-07-29 (日) 00:54
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akiさん、こんにちは。
akiさんのコメントを読んで、これは聴いときたい! と思って買いました。個人的にはこういう曲、というか、標題音楽の方が聴きやすいので、特に難しさを感じることはなかったです。
グラナドス、こんど調べてみますね。
