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「のだめカンタービレ」25巻〈完〉あらすじ・感想・登場曲

アンコールも終わってしまいました。本当に終わりの〈完〉です。とてもいい終わりでした。本編は23巻で終了でしたが、別にここまでが本編でもいいんじゃない? と思います。23巻ラストでの欲求不満感も、ここまで読んだらスッキリ! となるはずです。

のだめカンタービレ(25) <完> (講談社コミックスキス)
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あらすじ

菅沼沙也主催・白い薔薇歌劇団のオペラ「魔笛」。24巻ではそこそこ順調に準備が進んでいたように思われましたが、そこは全部で3時間近いオペラのこと、これまでのオケのようには行きません。忙しいスケジュールの間を縫ってオペラを仕上げようとする千秋の(毎度ながら+αの)焦りと苦悩、そこに被さるオペラの面々(菅沼、杏奈、etc.)の事情。今度こそはダメかと思われたとき......。

感想

24巻の印象では気軽なトタバタ番外編といった感じで終わるのかと思ったのですが、ビシッと決まって気持ちよく終わりました。正直、オペラは器楽以上によくわからないので、オペラ編の登場人物の感情の動きについて、何度か読まないとちょっとピンと来なかったところがいくつかありました。

それはさておき、とても密度も濃く、最後は大いに「らしい」終わりで、たいへんに満足しました。たっぷり楽しませていただきました! ありがとうございました。

登場曲

のだめのピアノリサイタルでの、多すぎるアンコール曲を紹介します。

モーツァルト ピアノソナタ13番 変ロ長調
B00005G7QR
リサイタルの一曲目。軽やかで明るい、モーツァルトらしい曲です。苦労した時期を抜け出したモーツァルトが、故郷のザルツブルグに里帰りをしてのびのびと作った曲だそうです。のだめの凱旋リサイタルにふさわしい!

参照:
クラシック音楽 | リスニングルーム | モーツァルト:ピアノソナタ第13番 変ロ長調 K 333

ドビュッシー 前奏曲集第1集より「音と香りは夕暮れの大気に漂う」&「亜麻色の髪の乙女」
B000M5B9A8
どちらもドビュッシーの前奏曲第1集より。「音と香りは夕暮れの大気に漂う」は、暮れなずむ並木道を散歩するような、ノスタルジックでどこかけだるげな感じの曲。「亜麻色の髪の乙女」は、甘い旋律が有名な曲。鮮やかな風景が浮かぶようなピアノの音に、佐久間ポエムも全開です。

ショパン ピアノソナタ第3番 ロ短調
B000V2RWJY
全4楽章からなる、28分程度の曲。リサイタルの(本来の)メインですね。ショパン円熟期の作品で、評価もたいへん高い曲です。これをしっかり聴かせるのだめの成長ぶりに感涙、といったところでしょう。

参照:
ショパン・ピアノソナタ第2番・第3番~作品解説編~
ショパン ピアノソナタ 第2番・第3番

ショパン エチュード第5番「黒鍵」
B000PDZPI4
ここからアンコール。右手が一音を除いてすべてピアノの黒鍵を使うことから「黒鍵」という名前が付いたとのこと。飛び跳ねるような、華やかで躍動感のある曲です。

ジョプリン メープル・リーフ・ラグ
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ジョプリン(スコット・ジョプリン)は、「ラグタイム(19世紀末〜20世紀初頭にかけてアメリカで流行した、黒人音楽をベースに作られた音楽)」の名手で「ラグタイム王」とも呼ばれたピアノ演奏家。これまた、飛び跳ねるような楽しい曲ですね。余談ですが、ジョプリンといえば「ジ・エンターテイナー(The Entertainer)」がたいへん有名です。

サティ ピカデリー
B000091LD1
この曲は「ケークウォーク(20世紀初頭にパリで流行した黒人のダンス)」の影響を受けているとも言われるマーチ曲。サティはフランスの作曲家です。

ドビュッシー ゴリウォーグのケークウォーク
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こちらは、そのケークウォークの曲の中でも特に有名な曲。ドビュッシーはフランスの作曲家で、サティと交流があったそうです。どちらも軽快なダンス音楽で、要は、のだめが大変ノリノリであるということですね。

ガーシュウィン 3つのプレリュード
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サティやドビュッシーの曲は1900年代作曲ですが、こちらは1920年代の曲。ジャズやブルースの影響もある、さらに派手で、飛びはねまくる、陽気な曲です。

ガーシュウィン ラプソディ・イン・ブルー(ピアノ版)
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最後は、のだめファンにはおなじみのラプソディ・イン・ブルー。17分ほどあるけっこう長い曲ですから、これをここまで繰り返してきたアンコールでさらにやるというのは、どう考えてもやりすぎですね(笑)。

  • 2010-12-13 (月)