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はじめに
クラシック音楽入門者向けおすすめCD
クラシックのCDは、小さなCDショップにはほとんど売っていません。そこで、品揃えのいいオンラインショップ「Amazon」での購入をおすすめします。
商品は、早ければ2、3日で届きます(在庫状況により)。
1,500円以上買うと送料無料になります。
「のだめカンタービレ」から入る入門者向けの、おすすめCDベスト3をご紹介します。何から買ってみたらいいか分からないという方は、とりあえずこちらからチャレンジしてみてください。
ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番
ユニバーサルミュージック (2004/01/21)
売り上げランキング: 524
通常24時間以内に発送

ツィメルマンの音楽の魅力が一杯。
新鮮で、かつ緻密な名演
第1・2番の決定盤!5巻で千秋が演奏したラフマニノフ。何枚かのCDを買いましたが、いちばん千秋の演奏のイメージに近いのはこのCDかなあ。オーケストラの迫力を体験してください。
ショパン 幻想即興曲
ユニバーサルクラシック (2003/06/25)
売り上げランキング: 148
通常24時間以内に発送

流石!
優等生的な演奏
血が騒ぐショパン4巻、リカちゃん先生の教室で、子どもの頃ののだめが演奏した曲。クラシックは耳になじむまでは聴きづらいかもしれませんが、ピアノ曲は多くの方にとって耳になじみやすいと思います。
ショパンは「のだめ」作中にたくさん登場するわりに、このCDに収録されている「のだめ」登場曲は「幻想即興曲」だけです。でも、ほかの「のだめ」登場曲はマイナーすぎるので、無理して聴かなくてもいいと思います。
エルガー ヴァイオリンソナタ
ソニーミュージックエンタテインメント (2004/11/17)
6巻、三善家でのだめと千秋が演奏した曲。ヴァイオリンの音は初心者にはちょっとなじみがうすいかもしれませんが、ぜひ聴いてほしいロマンティックな曲。あのシーンでは、こんな曲が流れていたんです。
クラシックはお金がかかるの?
クラシックは貴族やお金持ちの趣味で、お金がかかるんじゃない? ――これは、必ずしもそうではありません。そういう部分もありますが。
まず、クラシックのCDは、一般的にはそれほど高くありません。1枚1,000円代からありますし、中古もあるところには豊富、駅前なんかのワゴンセールで数百円で買えることもあります。もちろん、高いCDを探せばいくらでもあります。
また、演奏会も安いもの、または無料のものがあります。アマチュアオーケストラの演奏会や大学の発表会などは、1,000~2,000円ぐらい、または無料で鑑賞に行けます。同じアマチュアオケでも技量はピンキリのようですが、素人にはそんな違いは分かりませんから大丈夫! ……上手なオケではお得に演奏が楽しめます。ちなみに、コンサートには別に正装で行く必要はありません。オシャレをした方が気分は盛り上がると思いますが。
一方、お金がかかるものもあります。
まずクラシックのCDは、演奏家(指揮者、オーケストラ)によって、同じ曲でも味わいがかなり異なります。えーと……、同じ「夢の中へ」でも斉藤由貴と井上陽水じゃずいぶん違うなー、みたいなもんです。クラシックでは同じ曲を何人もの演奏家が演奏し、CD化していますから、聞き比べをしようとすると大変な枚数を買えてしまうのです。
CDの鑑賞環境にも、いくらか投資が必要です。安いミニコンポやCDラジカセでは、オーケストラの音(とくに弱い音の部分)を再生しきれません。ヘッドホンステレオに最初からついている小さいヘッドホンも、かなり苦しいです。
それなりのレベルでクラシックを再生できるオーディオシステムやオーディオルームを整備するのは大変ですから、まず、ちょっと良いヘッドホンの購入をおすすめします。ヘッドホンひとつで、ウソみたいに違う音になりますよ。
また、プロの演奏会となるとチケットもなかなか良いお値段です。海外の一流オーケストラを良い席で聴こう、なんて思ったら、1万円前後の出費が必要になります。
さらには楽器を演奏したいとか、子どもを音楽学校に通わせたいとかいうと大変なことになりますが、そこはまた別の話で……。
クラシックは難しい?
一般に、クラシック音楽といえば「高尚」、「難解」、「退屈」というイメージをお持ちの方が多いと思います。これは全くの的外れなというものではないと思います。私も実際そういったイメージを持っていました。が、「食わず嫌い」的な浅い認識であるとも言えます。少しの工夫と考え方次第で、誰でもクラシックを楽しめるようになりますし、実際、クラシックとは楽しいものです。
私は、以前からクラシック音楽を嗜んでみたい思っていました。小説や映画ではときどき知識階級の一般常識としてクラシックの話をする場面が出てきますが、そういう場面になるとチンプンカンプンなのがちょっと嫌でしたし、店の中などでBGMとして流れる音楽について知っていたら、より人生をトクできるような気がしていたのです。でも、ずっときっかけを持てずにいました。
「のだめカンタービレ」を読んだとき、これはいいきっかけになった、と思いました。さっそく作中に出てくる曲のCDをネット通販で購入し、聴き始めました。最初の1か月ほどは「聴いてもよく分からん」という状態でしたが、その後は徐々に慣れて、楽しめるようになってきました。
クラシックを聴けるようになると楽しいです。「のだめカンタービレ」など音楽まんがを読むにしても世界観が広がりますし、何より趣味が増えるのはいいことですよネ。とはいえ、楽しみ方には、次の3つのようなコツがあるように思います。
(1)サイドストーリーを知ること
例えば今どきのJ-POPを聴くとき、私たちは雑誌やテレビによってアーティストの人となりを知ったり、曲の作られた背景、最近アーティストに起きた出来事(ゴシップ的なものを含め)などを読んだりと、さまざまな「サイドストーリー」を得ながら音楽を楽しんでいます。クラシックも同様、作曲家について、演奏家について、はたまた出てきたマンガのシーンについてなどのサイドストーリーを知っていたほうが、音楽を深く楽しめるようになります。
「クラシックが難しい」というイメージを持たれる理由の最大のものは、長い歴史の中で積み重ねられてきた「大量の情報」があることでしょう。これは、例えば「ロード・オブ・ザ・リング」のような大作映画を観るときには舞台設定やキャラクター設定などについてある程度の予備知識が必要、というのと似たようなもので、それほど特殊な話ではありません。問題は、クラシック界の「設定」の多さはロード・オブ・ザ・リングの比ではないことなんですが。
とはいえ、音大生でもなければいきなり全体を「お勉強」する必要はないので、興味を持った音楽、作曲家、演奏家についてから、ちょっとずつ調べていくと楽しいと思います。クラシック音楽業界も意外と狭かったみたいなので、作曲家どうしが知り合いだったり、影響し合ったりして、どんどん繋がっていきます。
(2)時間をとって、じっくりリラックスして聴くこと
クラシックは基本的に18~19世紀に生まれたもので、現在の私たちとはずいぶんライフスタイルも違っていた時代の曲です。電車の中でや作業中のBGMとしてだけ聴いて「ピンと来ません」というのは、非常にもったいない聴き方であると言えましょう。たまには時間をとって、静かなサロン(部屋)でくつろぎながらとか、またはオーケストラの曲であればスピーカーの前にどっかと座って、コンサートホールにいるつもりで、じっくりと聴いてみてください。そうすることで、楽曲とじっくり向かい合え、細かい音にまで気がつき、深く味わえるはずです。
(3)耳を慣らすこと
クラシックの楽器は、普通の人にはあまり耳馴染みのないものが多いと思います。私の場合、はじめはヴァイオリンの高い音に耳が馴染まず、いい音だと感じられるようになるまで、しばらく時間がかかりました。最初はオーケストラの曲でなく、ピアノソナタ(ピアノ単独の演奏)とか、ヴァイオリンソナタ(ヴァイオリンとピアノの2台による演奏)など編成の少ない曲から、徐々にクラシックの楽器の音に耳を慣らしていくのがいいと思います。
私の経験では、最初はピンと来なくても、毎日少しずつ聴いて半月~1か月ぐらいすれば、だんだん気持ちよくなってきます。最初は耳の慣らし運転だと思って、しばらく聴き込んでみてください。



